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アデニウム属を代表する人気種、“アデニウム・オベスム”です。
バラのように美しい花びらを咲かすことから別名「砂漠の薔薇」と呼ばれています。
自生している環境も多岐に渡りますが、一般的には乾燥地帯の岩場や荒れ地に自生しています。
まるで壷やボトルのように膨らんだその塊根は、自生地ではほとんどが地中に埋まっています。
自生している環境も多岐に渡るため、一概には言えませんが成熟した株は高さ1mから最大で3mほどの大きさにまで成長します。
塊根の頂点付近からは幹(太い枝)を上に向かって伸ばします。
株が小さいうちは主幹は一本ですが、大きくなるにつれ細い枝を分岐しはじめます。
枝の先端付近からは、光沢の楕円形から卵形の葉を展開します。
アデニウム・オベスムはそのユニークな株姿だけでなく、目の覚めるような美しい花を咲かせる点も広く愛されている理由です。
ラッパのような管状の形をした花は、濃いピンクから赤色で根元にいくにつれ白くなっていきます。“砂漠のバラ”の名称も納得の美しさです。
【置き場所】
年間を通して日光のよくあたる場所で管理します。
アデニウムの仲間を栽培する上で日光はとても重要な要素で、日光が不足すると幹や枝が徒長してしまい軟弱な株になってしまいます。
日光不足の状態で長時間栽培すると根腐れを起こしたり、株の内部から腐敗しやすくなります。
またアデニウムの栽培では風通しも重要です。
風通しの悪い場所ではカイガラムシ等の害虫や病気が発生しやすくなります。
硬く締まった株に育てるためにも日当たりや風通しには特に注意しましょう。
【水やり】
成長期の夏は土が乾いたらたっぷりと水やりします。
直射日光の当たる場所では真夏は毎日水やりしても問題ありません。むしろ梅雨明け以降は雨ざらしにし、雨風に当てた方が調子よく育ちます。
秋に入り涼しくなってきたら徐々に水やりの回数と量を減らし、葉が落ち始めた頃から春までは完全に断水します。
春になると葉や花芽が徐々に展開し始めますが、いきなり沢山水やりせず、少しづつ水やりの回数と量を増やしていきます。
梅雨が明けるまでは、土が完全に乾いて数日おいてから天気の良い日に水やりするようにします。
【適温】
アデニウム・オベスムは寒さに弱いので冬は暖かいところで管理します。
葉を落とした後の休眠期も、硬い表皮の下の葉緑素で光合成を行って寒さに対する体力を静かにつけています。
休眠中もなるべく日光にあて、日中に鉢内と植物自体の温度を上げると耐寒性も増します。
現在、私が種から育ててるオベスムもすくすく成長中です!
是非、みなさまにも育てて頂きたい多肉ちゃんです!!